2017年3月3日金曜日

格安サーボSG90にバージョンがあった話

SG90というサーボモータはArduinoを使った電子工作界隈では非常によく使われているサーボです。 $2 以下の信じられない値段で売っています。 最近ロボットの製作に取り組んでいるのですが、 SG90に異なる仕様のものがあることに気づきました。

性能に差がなければそれでいいのですが、 若干差があるようなのでメモしておきます。 多くの中国製品の例にもれずコピーかとも思ったのですが変なところから買っているわけではないのでそうでもなさそうです(もしかしたらコピーかもしれませんが...)。


明らかに歯の異なる歯車

形の異なるサーボホーンを設置するための軸


左と右のサーボで細かな差異があるのがわかると思います。 左は2016年の7月ごろに購入したもの、 右は2017年の1月ごろに購入したものです。 最上部から見える歯車の歯数やサーボの軸の白いプラスチックの形状が異なることがわかります。コピーを行うにしてもわざわざ歯車を設計し直すことは考えにくいため、 いつの間にかバージョン変更があったと考えるのが妥当かと思います。 写真には写っていませんが、 サーボの制御基板自体も右側の新型(?)の方が小さくなって綺麗に収まっています。 可動時の音も新型の方が小さくなっています。

もっともここまでは新しくなってよかったというレベルなのですが、 左の旧型と右の新型ではサーボの軸の寸法が異なります。 旧型は直径4.7mm、 新型は直径4.9mmです(誤差はあると思います)。 また飛び出している長さに関しても旧型は2.6mm、 新型は3.4mmと大きく異なります。 当然新型の方が便利なのですが、 うっかり旧型設計でCADのモデルを書いたりすると困ったことになるので注意が必要そうです。

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